2016年1月27日水曜日

住宅街にひっそりたたずむ関帝廟

閑散とした街並みに映える赤いお寺・関帝廟には関羽が祀られています。参拝の仕方にも、日本とは大きな違いが見られ、日常の中の非日常を感じ取れます。



県庁前の辺りは閑散としています。でもその中に、ひときわ目立つ立派な中国の建物が・・・。



中を覗いてみると、たくさんの龍がお出迎えです。



登龍門と言われ、鯉が龍になる故事になぞらえて台湾で作られたとか・・・。

〜豆知識1〜
関帝廟は函館・横浜・大阪・神戸・沖縄といった大きな港町にしかありません。
神戸の港がいかに栄えていたかがよく分かりますね!

さらに奥へ進んでいくと、霊験あらたかな本堂が姿を現します。



本堂の中には神格化された関羽(関聖帝君)が祀られています。三国志で有名な関羽は蜀王・劉備に仕えました。その忠誠心から商売の神として崇められ、今では武の神、智の神としても崇拝されています。

関帝廟は中国由来の道教を信仰しています。
もちろん日本とは参拝方法も違うので、いざ行った時のために確認しておきましょう!

①まず500円を用意!
②金紙と線香を購入し、関羽像の前の台に置きます。



〜豆知識2〜
金紙がお賽銭代わりです。
線香は派手で長いです。使用するときは黄色い方に火をつけてくださいね!僕は最初、間違って赤い方に火をつけてしまいました(笑)。

③線香に火をつけ、順番に従って6つの香炉に挿します。※三礼するのを忘れずに!



④本堂に戻り関羽像の前で跪き、三礼、名前・住所・生年月日と願い事を心の中で唱え、最後に一礼します。ここが一番大事なポイントです!
⑤左右の像にも同様に行います。
本堂内は撮影禁止。本物の関羽を是非自分の目で確かめてください!
⑥最後に、金紙を外の金炉で焼いて終わりです。



他にもおみくじの引き方など日本と異なることがたくさんあるので、ほんのひととき異国に赴いた気分に浸れますよ!

アクセス 神戸市中央区中山手通7-3-2
                  地下鉄西神山手線 県庁前駅 下車、         北西へ徒歩5分。

(投稿者:尾田和啓)


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