2016年10月24日月曜日

「しんかい6500」「うらしま」「よこすか」一般公開! Part2

Part1からの続きです








    








これが「しんかい6500」です。
乗員は3名、6500は水深6500mまで潜ることができるという意味です。
有人潜水艇でここまで潜ることができるのは、しんかい6500を含め、世界で7隻しかありません。6500mの深海調査では、潜水して浮上してくるまでに約8時間、海底にたどり着くまでに2時間半かかります。
最近では、日本近海で東日本大震災の地震によってできたと考えられる海底の亀裂を発見しました。
そのほかにも深海生物、海底火山の調査など多くの深海調査で活躍しています。








   
「しんかい6500」の前方部分です。
マニピュレーター(アーム)を使って、いろいろなもの回収したり、ハイビジョンカメラで撮影したりします。
右の円い部分が覗き窓で、乗員が直接、深海にあるものを見たりすることができます。
ガラスではなく、メタクリル樹脂と呼ばれるものがつかわれています。



「しんかい6500」の内部構造です。
普段は白く覆われていますが、一般公開のため透明になっていました。
写真の真ん中にあるのは、主蓄電池です。




 
これは、深海巡航探査機「うらしま」です。
「うらしま」は無人自立型ロボットで、地球温暖化の研究のために、塩分や水温などの海洋データを広い範囲にわたって自分で採取します。
また、海底の地形図作成もおこなっています。
実際に潜って地形データをつくるので、船の上からの探査よりも、かなり正確な地形図を作ることができます。



記念にしんかい6500のプラモデルを購入しました。きれいに作って完成さてみようと思います。


私は今回の一般公開で、神戸で生まれた船、潜水艇が、世界の秘密を解明することに携わっていること、私たちの生活に深海もかかわっていることを知る機会に巡り合えた気がします。
ぜひ皆さんにも、本物を見てほしいです!

(取材協力:現代社会学部 村上竜也)

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